自衛隊の食事って美味しいの?

自衛隊の隊員食堂や食事(ミリメシ)に関するコンテンツを掲載。そのほか電子書籍に関する話題など。廣川ヒロト公式。

航空自衛隊の食事

自衛隊の給養員になるには

投稿日:2016年6月19日 更新日:

自衛隊のご飯、ランチ(目達原)

自衛隊の食事を作る仕事

 自衛隊は、自己完結能力の高い組織です。
 食事も自前で用意します。
 従って、給食関連の職種も存在します。

 実をいうと陸上自衛隊は、糧食(給食)という職種はありません。
 専門教育も――補給がそれにあたるかもしれませんが――直接的な糧食関連の教育は行っていないそうです。
 陸自の場合、調理に当たるのは、基本的に駐屯地業務隊の糧食班の隊員になります。
 ちなみに業務隊は、あまり若い隊員はいません。定年間近の隊員が多いです。
 直長――グループの長は業務隊の隊員で、その下の副直長、直員は臨時勤務、または勤務場所指定で、各部隊から半年などの期間を設けて集められている場合が多いようです。
 最近は、陸自の給食関連は、民間委託している駐屯地も多いそうです。

空自と海自は、専門の調理員がいる

 
 空自と海自は、調理を任務とする職種が存在します。
 空自は、九州の芦屋基地の第3術科学校が給養員課程の教育を実施しています(海自は舞鶴基地)。

 空自や海自の給養員になるには、教育隊で職種の希望を聞かれるので、そのときに「給養員」または「調理員」(名称は異なるかも)を第一志望にすればよいです。
 希望がすんなりと通るかは分かりません。
 部隊の定員や、新隊員の希望数次第です。
 ただ、芦屋基地の現場長が仰っていましたが、かつては給養を希望する隊員は少数だった。いまは、かなり増えている、とのこと。
 なので、ひょっとすると、希望通りにはいかないかもしれません。
 こればかりは運の要素が大きいでしょう。

 さて、晴れて職種が給養員と決まったらどうなるか。
 空自の場合、芦屋基地の第3術科学校の初級給養員課程に入校します。
 教育期間は、およそ5週間です。

 教育開始の時期が決まっているので、もし新隊員教育課程修了時と教育開始の時期がずれていれば、ひとまずは任地に配属となり、任地先の厨房で皿洗いなどを担当します。
 そして時期をみて芦屋基地の第3術科学校に入校します。
空自の給養員課程
 給養員課程入校初期は、給養員としての基本を学びます。
 仕事の概要、衛生、栄養、事務といった座学から、実際の調理、包丁の使い方、食材の切り方などの調理実習に移っていきます。
 男女の比率ですが、男性隊員のほうが多いとのこと。

 給養員課程の初級の場合、年間に平均して40名程度の隊員が学んでいるそうです。
 多いときは100名ほどになる年度もあるそう。
 初級は、入隊したばかりの自衛官候補生や、曹候補生が対象です。上級給養員課程は、空曹に昇任した隊員が対象で、こちらは年間30名前後のようです。

海上自衛隊の調理員の場合

 海自の給養員(調理員)の教育は、取材したことはありませんが、恐らく空自とそう変わらないと思います。
 厳密には、海自のほうが専門的なのかもしれません。
 海自の調理員は、艦艇の厨房での勤務もありますから、そういう意味では少し特殊かもしれません。
 あと、海自は海外に行く場合も多く、艦艇にゲストを呼ぶ場合、料理はとても重要な要素らしいです。
 なので、和食系の、たとえばにぎり寿司とか、お刺身などの盛り付けなども、教育課程の中にあるのかも。これは確かめたわけではなくて想像です。
護衛艦のお昼ご飯(てんりゅう)
 ↑ 訓練支援艦てんりゅうの食事です。

自衛隊の給養員は面白い?

 芦屋基地の、とある厚生関係の幹部自衛官のかたが仰っていましたが、給養の仕事は「モチベーションを保つのが難しい」とのこと。
 つまり、仕事中はずっと食事を作っているわけです。
 職種が給養ということは、ずっとそれが続くわけです。
 食事を作る仕事は、重要だと思いますけど、どちらかというと裏方です。
 確かにモチベーションの維持は難しいといえるでしょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-航空自衛隊の食事

Copyright© 自衛隊の食事って美味しいの? , 2017 AllRights Reserved.